弁護士紹介(長谷川 希)
弁護士 長谷川 希(はせがわ のぞみ)
愛知県弁護士会所属
離婚・男女問題を含む「家庭の問題」に専門特化しています。
プロフィール
- 愛知県立明和高校卒業
- 同志社大学法学部法律学科卒業
- 南山大学大学院法務研究科卒業
- 2012年に司法試験に合格
- 冨田法律事務所(岐阜県多治見市)勤務
趣味
小さいころから編み物、刺繍、裁縫といった手芸が好きで、自分や子供の服、子供用のおもちゃを作ったりして楽しんでいます。子供の成長に伴い、公園を走り回ったり、デイキャンプを楽しむことも増えてきました。
Q1.「専門特化」している理由は?
高い専門性を身に着け、依頼者の方のニーズにお応えするためです。
取扱分野を絞り「家庭の問題」を数多く扱うことによって知識経験を蓄積し、家庭裁判所の裁判官、調停委員、家裁調査官と意見を交わすなかで、裁判所の基本的な考え方、内部方針など最新の動向も把握するとともに、水面下では裁判例、論文の研究も行い、弁護士として、最良の解決をご提案・実現できるよう日々研鑽を積んでいます。
Q2.「家庭の問題」に絞った理由は?
特に女性の場合、結婚・出産・育児とライフステージの変化に伴って、日常生活や職場の環境、健康状態にも影響が出やすいと思います。私自身も、出産を経て肉体的にも精神的にもつらい時期を経験しましたが、それを乗り越える中で、何気ない日常のありがたさを改めて感じるようになり、幸せはそんな日常の中にこそあると考えるようになりました。
以前勤めていた法律事務所では、民事、刑事、行政、労働事件など幅広い分野の事件を担当していましたが、日々の業務の中で、“夫婦や親子など家族に関する問題は、心の健康に極めて大きな影響を及ぼす”と肌で感じていました。涙を流し、自分を責め、将来を悲観する方がとても多かったのです。
悩み苦しんでいる方が心穏やかに生活できるようお手伝いしたい、そんな思いから、取扱分野を「家庭の問題」に絞り、幸せへの一歩を踏み出すサポートに力を注ぐことを決めました(なお、裁判所等から選任される役職、過去の依頼者からのご依頼など稀に別分野の業務を扱うことがあります)。
Q3.「家庭の問題」とは?どんな事件?
一言で言うと、親族に関する紛争と、相続に関する紛争です。
・親権や監護権に関する問題
・財産分与や年金分割に関する問題
・面会交流に関する問題
・養育費や婚姻費用の問題
・男女トラブル、不貞(浮気)、慰謝料の問題
・認知や養子縁組に関する問題
・遺産分割、相続放棄
などがあります。
Q4.こだわり、意識していることは?
大きく分けると三つあります。
一つ目は、依頼者様のお話をじっくりと聞き、しっかり受け止めること。
弁護士目線でいえば、話を聞くことで、これまでにどんなことがあり、何に悩み、これからどうしていきたいのか、を知ることが出来、今後の道筋をつけることが出来ますし、依頼者の方にとっても、思いを口にする、吐き出すことで気持ちを整理することにつながります。じっくりと時間をかけて、ときには雑談も交わしながらお話しする時間を大切にしています。
もちろん、法的な観点から、依頼者の方の要望全てを実現することは難しいこともあります。実現不可能なご要望に固執し突き進んでしまっては、弁護士に相談・依頼する意味がありませんから、甘い見通しは立てず、法律の専門家として、出来ること、できないこと、その理由も含めてしっかりとお話しさせていただきます。
お気持ちを受け止め、問題点の整理をお手伝いします。「相談してみようかな」という気持ちがわいたときは、心が発するメッセージだと思いますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
二つ目は、依頼者の方の「生活」「人生」を何よりも大切にすること。
目の前の依頼者の方、ご家族の方の今後の「生活」をイメージし、「人生設計」を具体的に描き、未来にも目を向けた解決策を大切にしています。
例えば…
離婚事件でよく争いになる養育費ですが、お子さんの毎日の生活、将来を支える大切な役割を果たしますので、算定表で機械的に金額を算出して終わり、では不十分だと考えています。
算定表だけで決めようとすると1万円未満の端数が切り捨てられがちですが、もし養育費が5000円アップすれば、お子さんの習い事が増やせたり、将来の学費を貯めたりすることが出来ます(月額5000円の違いでも、10年経てば60万円もの差が生じます)。
そのため、今かかっている教育費、お子さんの進路や特性など、個別の事情を丁寧に汲み取り、計算式を駆使して、より適正な養育費額を算出することにこだわっています。
三つ目は、関係機関と密に連携すること。
弁護士のみで解決できる事例もありますが、そうでないことも案外多いものです。司法書士、税理士など他分野の専門家と密に連携をとって解決に導く事案もありますし、市役所や警察などの行政機関、医療機関、不動産業者さんなどに協力を仰ぐこともあります。
関係機関と密に連携出来ればワンストップでスムーズに問題を解決できますし、依頼者の方と共に行政機関に出向いて話をしたり聞いたりすることで、問題の本質により近づくことも出来ます。
積極的に第三者と連携する、ことを意識しています。
Q5.弁護士としてのやりがいを教えてください
やりがいを感じるのは、やはり「相談して良かった」「依頼して良かった」とおっしゃっていただけたときです。事件終了後に、お電話やお手紙で「新しい生活をスタートできました」「楽しく過ごせています」といったメッセージをいただいたとき、新しい一歩を踏み出すお手伝いができたのかな、とうれしく思います。
いただいたお手紙は、大切に保管し、悩んだときに読み返しています。
Q6.相談に来られる方へのメッセージをお願いします
「最初に電話をするとき、とても勇気が要った」というお話をよく耳にします。そのたび、まだまだ法律事務所の敷居は高いのだなと痛感していますが、相談だけで終わる方も多くいらっしゃいますし、ご自宅でじっくりご検討いただいてからご依頼いただくことももちろん可能ですので、ご安心ください。
また、「些細な悩みだと言われないか心配だった」とのお声も聞きますが、むしろ「小さい」お悩みのうちに相談することで早期解決にもつながりますので、お勧めですよ。
お悩みを一人で抱え込んでしまうと、毎日が憂鬱になってしまうと思います。
まずはお気軽にご相談ください。